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2023年02月04日

夢の続きを・・


厨房屋のオヤジは歳のせいか最近は子供の

頃の夢をよく見ますのは残った余生には何の

希望も欲も無いからでしょうか?


良くも悪しくも後に戻れない、塗り直しの

効かない過去が蘇ってくるのです・・


人間は毎日夢を見るが、起床時には皆忘れて

しまうとよく学者が言いますが、忘れない夢が


有るのは心の襞に張り付いた何かとリンクして

いるからでしょうか?

夢の続きを・・


今朝も夢の中から目覚めて微睡んでおりましたが

見ていた夢は小学三年生の頃の忘れられない

古い記憶です・・


担任の女性教師が産休を取られた間に教育実習の

まだまだ学生の様な若い男性が来られました。


教頭先生に連れられて教室に入って来られて

紹介されてましたが、何か為になる様な挨拶を

皆にするようにと促されて


「僕は○○と言いまして京都の学校を出ましたが
東北の出身です。何を話して良いのか判らない
ので詩を朗読させて下さい。郷里の大先輩の
詩ですが、昔に教師をされておられました。
その方に憧れて僕も学校の先生になろうと
思ったのです」


この様なお話の中で宮沢賢治の「雨二モ負ケズ」を

わざとガチガチの東北弁で朗読されました・・


それを聞いていて小学3年生のオヤジが不覚にも

何故かポロポロと泣いてしまったのです。


声を出しては恥ずかしい、洟を啜っては皆にバレる。

流れるままに聞いておりまして、終わった後は机に

突っ伏してジャンパーの袖で拭きました・・


何が何だかよく判らず、知らない詩を知らないイント

ネーションで聞いただけで何故泣いてしまったのか。


私を生んではくれましたが、顔も知らない母親は

ひょっとして東北の人だったのか、もしくは私の幼き

頃に誰かがこの詩を枕元で聞かせてくれたのか・・


もしまた同じ様な夢を見るような事が有れば誰でも

良いので夢の中で聞いて見ようと思っております


ドサクサ紛れで大きくなった様な白髪頭の厨房屋の

オヤジですから一体何を聞いたら良いのかを


ポケットを探っても何も出てはきませんから、まずは

その辺りから考えておこうっと・・



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Posted by おっちゃん at 13:39│Comments(0)厨房機器の話
 
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